第10回柔道整復療養費検討専門委員会ご報告【メディックスメールマガジン】号外
平成29年2月18日号
メルマガ会員様へ
2月15日に開催されました第10回柔道整復療養費検討専門委員会のご報告です。
今回の柔道整復療養費検討専門委員会では、新たな議題及び、
決定事項はなく、厚生労働省が提示した検討案に対しての議論がなされました。
●平成29年度に実施を予定しているもの
(こちらについては三者(保険者側、施術者側、有識者側)共に承認済み)
1.審査・指導監督関係
※柔整審査会の権限強化について
柔整(施術者)側の主張としては、権限を強化して頂き、
患者、施術所調査が行えるような仕組みにしてもらいたいとの事ですが、
これに対し、保険者側からは、現在の審査会開催(月1回)も含めた体制自体を考えないと強化しても無駄なのではない
か。また、公益社団法人の会員からの療養費支給申請書も審査する事から利益相反になるのではないか?との意見が出ました。
尚、審査委員会の審査要領の改定案について、現在重点的審査項目になっている
『長期・多部位・頻回』をはずしてもいいのではないかとの意見が
施術者側より出ていますが、保険者側は引き続き重点的審査項目として残した方がいいとの事。
※不適切な広告の是正について
厚生労働省から不適切な広告の是正についての具体的な調査・規定報告はなし。
保険者、有識者側より、早急に対策を提示してもらいたいとの意見がありました。
2.施術管理者の研修受講・実務経験関係
実務経験等の具体的な決定事項はなし。
実務経験について病院等での勤務期間は実務経験に含むかどうかについては、
前回同様、有識者側の医師と柔道整復側で意見の相違あり。
※亜急性の文言の見直し
前回有識者の医師より、亜急性の外傷の具体例の提示がありましたが、
厚生労働省からの提出はなし。次回に提出予定。
●その他関係
H30年度の改定に向けての案の確認等が行われました。
※長期頻回事例に関するデータの収集
※柔整とあはき療養費の併給
※負傷原因を1部位から記載 等
尚、次回の開催は未定です。
また、メディックス会員様には、
「柔道整復師団体情報交換会」での情報もあわせ、
より詳細なご報告をお送りいたしております。
合わせてご確認ください。
第10回社会保障審議会医療保険部会
柔道整復療養費検討専門委員会配布資料
下記、厚労省のサイトからダウンロードできます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000151426.html
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