【七草粥の由来】新年のご挨拶【メディックスメールマガジン】号外
平成30年1月5日発行
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あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。本年も倍旧のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
今回は、2018年の初回配信ということで「お正月」にちなんだ内容をお届けします。毎年1月7日に食べることが慣習になった「七草粥」のお話です。
七草粥は、今や正月の行事の1つとして定着していますが、元来、1月7日は「人日(じんじつ)の節句」という五節句のひとつです。人日とは「人の日」という意味で、古来、中国では元日は鶏、2日は狗(犬)、3日は猪(豚)、4日は羊、5日は牛、6日は馬、7日は人の日として動物と人を1日~7日に当てはめた占いが行われていました。
そして唐の時代には、人日の日に「七種菜羹(ななしゅさいのかん)という7種類の若菜を入れた汁物を食べて、無病息災を願うようになりました。※羹はあつもの、とろみのある汁物。また、中国では1月7日を官吏昇進の日として定めたことで、その日の朝に七種菜羹を食べ、出世を願ったといいます。※官吏=国家公務員、役人。
この慣習が奈良時代に日本へ伝わり、やがて日本の慣習である「若草摘み」と融合し、1月7日に七草粥を食べるようになりました。そして、七草粥は、「七草を食すことで、お正月のご馳走に疲れた胃腸をいたわり、栄養補給を行い、新年の無病息災を願う」という背景のもと、日本に定着していきました。起源である中国の伝統の根幹を受け継ぎ、新たな日本の慣習と融合し、現在の七草粥として国民に根付いたのです。
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